前回のお話のまとめから。
レーザー光線は波長によって特定の色にのみ作用します。
医療レーザー脱毛に使用するアレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザーは
毛のメラニン色素に作用し毛が熱を溜め込みます。
その熱により毛乳頭が破壊され脱毛できるのです。
メラニンに熱を溜め込む力は、レーザーの方が光(IPL)よりはるかに強いです。
レーザー脱毛のレーザーは熱を溜め込みやすくするために「ロングパルス」というあてかたをします。
・パルス=レーザーを照射する時間
・ロングパルス=パルス幅を長くする
ということです。
シミ取りレーザーの何万倍もの時間当たっているのです。
さて、最近良く見るのがSHR式脱毛という言葉です。
Super Hair Removableの略らしいですが、
日本語に訳すと超脱毛、何の事か良くわかりませんね。
1回あたりは弱めの熱量だが回数を多くして熱量を溜め込み、
結果として大きな熱量にして脱毛するという蓄熱式脱毛の事と説明されています。
最初にお話したようにレーザー脱毛そのものが蓄熱による作用を利用しているのですが
SHR式脱毛という言葉がひとり歩きしてレーザーか光かをごまかすために使われている印象もあります。
次回は当院でも使用しているメディオスターの話も含めてSHR式脱毛について
更に詳しくお話したいと思います。